非正規社員から農業を目指せ

パートやアルバイトなど非正規社員として働く人が約2043万人となり、雇用者のうちその比率は、38.2%という。 産業構造の変化により、パートの多い小売りやサービス業で働く人の割合が高まったことが背景という。なかでも女性の非正規雇用比率は57.5%もある。非正規で働く人の割合が高い若年層は雇用が不安定で将来に希望を見いだせない場合が多い。更に仕事探しを諦めた若者にあたる「ニート」の問題も深刻だ。 働く意欲を失った若者が増えれば経済の活力がそがれる。将来、低年金や生活保護の受給者になる可能性がある。産業別に見ると、「卸売業・小売業」、「医療・福祉」のほうに向いているきらいがある。高齢化に伴い伸びる福祉分野やサービス産業は必要ではあるが、みんなが、その分野に行く必要はない。これからは、農業や畜産(黒毛和種)にこそ将来があるはずだ。