BSE感染牛6年ぶり見つかる

アメリカ で 6年ぶりに BSEの感染牛が見つかったという。 感染したのは カリフォルニア州の乳牛 1頭で、「死んだ牛」 を非食品に加工する工場でみつかった。通常は飼料から感染しない極めてまれな型の BSE だという。牛の月齢も 30ヶ月以上だ。 日本政府は米国産牛肉に対する輸入規制について、現在の「月齢 20ヶ月以下」 から「月齢 30ヶ月以下」 に緩和する方向で検討しているところであり、早ければ 6月にも結論を出すところだったという。 しかし、これが原因で緩和の時期が遅れることも予想される。 そもそも、アメリカ は、「トレイ サビリティー」 が義務化されていないため月齢判断は、必ずしも正確ではないという。 今回の BSE 感染牛は「非定型」 と呼ばれ 7歳以上の老齢牛に多くみられるが、感染源や感染経路など不明な点が多いという。 アメリカ は本当に日本に牛肉輸出をしたいのなら、肉用牛の出生記録簿作成を義務化し、個別管理を徹底すべきだろう。このままの状態で、規制緩和を優先すれば、日本の消費者の信頼を得るのは難しくなるはずだ。